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良くならないハムストリングの肉離れ/中学生

施術記録

サッカーをしている中学生、右ハムストリングの肉離れです。

年齢13歳
性別
職業中学生
主訴右ハムストリングの肉離れ
初回来院日2025/4/30

肉離れは、筋肉や腱、筋膜が損傷または断裂する怪我のことです。急な動きや過度な負荷によって筋肉が損傷し、激しい痛みや内出血、腫れが生じることがあります。主に太ももやふくらはぎで発生しやすく、スポーツ活動中に起こることが多いですが、日常生活でも起こりえます。
肉離れの主な原因:
筋肉疲労の蓄積、ウォーミングアップ不足、水分不足、急なダッシュやジャンプなどの強い負荷、 柔軟性の低下。

私はランニングをしていますが、トレーニングの負荷を上げていき、調子が上がってくると走れてしまうので身体のサインを見落としてしまいがちになります。

そんな時、ふくらはぎの肉離れを起こす事がありますが、歩行も困難になるほどの痛みで1~2カ月間全く走れなくなります。

肉離れの経過

発症から来院まで
  • 4/11
    サッカーの練習

    来月に大切な試合を控え、レギュラー獲得のため、いつもより頑張ったかもしれない。

  • 4/12
    右の太もも裏に痛みが出現

    練習はOFF日

  • 4/13
    痛みを我慢して練習

    腰掛けていることも痛くなる

  • 4/14
    スポーツを専門にしている整形外科を受診

    エコー診断の結果『右ハムストリング軽度肉離れ』
    リハビリ内容:マッサージとストレッチ

  • ラベル4/30
    おばる鍼灸堂へ来院

    この2週間、痛みは強くなっている。

現在の状態を確認

前屈をすると、右の腿裏が突っ張り痛む。
椅子に腰掛けた状態で右膝を伸ばすことが出来ない。
ボールを蹴る動作は出来ない。

右の内側ハムストリング(半腱様筋・半膜様筋)に圧痛
右の臀部(中殿筋)に圧痛

施術と来院時の様子
  • 1診目
    4月30日

    施術前:痛みは10段階中⑦
    施術後:腰掛けた状態で膝を伸ばせるようになる
    しばらくは全てのトレーニングを休み、指導されたストレッチも止めてもらう。

  • 2診目
    5月2日

    来院時:痛みは10段階中⑤へ軽減している
    骨盤周辺と足関節の調整と内側ハムストリングへの鍼治療
    施術後:前屈時のツッパリと痛み軽減

  • 3診目
    5月9日

    来院時:痛みは10段階中②まで軽減
    局所的なツッパリ感があるが、ボールを蹴る軽い動作は可能。
    鍼施術と全身のチェック
    施術後:前屈時のツッパリ感消失
    ※簡単な練習(ドリル練など)から再開OK!
    ※必ず軽度に留めておくことが条件

  • 4診目
    5月24日

    来院時:痛み無し
    全身のチェックと調整
    明日から全力での練習OK!

ハムストリングの肉離れのまとめ

大切な大会前に復帰してもらう事が出来ました。

スポーツによる故障はまず病院。
鍼灸で良くなると考える方はまだまだ少ないのが現状です。

故障の程度を知る為には病院を受診する事が大切。
そして、本当にスポーツに精通しているのであれば安心でしょう。

しかし今回のケースでは、スポーツ専門病院のリハビリでは良くならず、逆に痛みが増していました。
ちょっとした力加減かも知れませんし、リハビリの内容が少し早かったのかも知れません。

おばる鍼灸堂に来院してからもトータルでは約1カ月です。
長く感じるかもしれませんが、しっかりケアをする。
しっかり休む。
時期によってはストレッチも筋トレもしない。

大切なタイミングがあります。

なかなか、慢性的な痛みが取れずパフォーマンスが上がらない。

そんなスポーツ愛好家の方々の御相談はおばる鍼灸堂へ!

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